キャンプ場にサウナを導入する際の3つのポイント

気軽に楽しめるアクティビティとして日本でもすっかりお馴染みとなったサウナ。全国各地でキャンプ場にサウナを導入する施設が増えている中、「自分たちの施設にもサウナを導入したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかしキャンプ場にサウナを導入するには、事前に押さえておきたいポイントがあります。今回はサウナ導入を検討する上でのポイントや、導入を依頼する業者選びのポイントをご紹介します。
キャンプ場でのサウナ導入│押さえておきたい3つのポイント
近年野外や自然の中でサウナを楽しむアウトドアサウナが人気を集めています。屋内では味わえない開放感や非日常感が好まれており、サウナを設置しているキャンプ場や、個人でテントサウナを利用するなどしてサウナ体験を満喫しています。
こうした流れを受けて運営するキャンプ場にサウナの導入を検討する方も増えていますが、サウナを設置する際にはどのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか?
ポイント1.各種許可申請や関連する法律の確認
キャンプ場にサウナを導入する際は、各種許可申請や関連する法律の確認を忘れないようにしましょう。
まずサウナを事業として取り扱う場合「公衆浴場法」に基づいて、キャンプ場がある自治体から許可申請を受ける必要があります。注意したいのが、テントサウナを使ったサウナ事業であっても、「公衆浴場法」の許可が必要なこと。テントサウナは個人でも気軽に利用できるため許可申請を見落とされがちですが、キャンプ場に導入するなら「公衆浴場法」の対象範囲です。
同法は、温泉やサウナ施設での衛生・風紀面などの環境を保つために設けられており、「男女別に分け相互及び外部から見通せないようにする」、「床には必要に応じて排水できるよう、適当な勾配や排水口を設置する」、「給気口及び排気口を適当な位置に設け、換気を適切に行うことができるようにする」など、これ以外にもさまざまな基準が設けられています。
安全・安心なサウナを提供することは運営者にとっての責務となるため、事前に都道府県の担当窓口に相談するなどして不備がないように進めましょう。
また、キャンプ場での宿泊を検討しているなら「宿泊旅館業法」の許可が、飲食を検討しているなら「飲食業許可」なども設けられています。運営形態に合わせて必要な申請や法律の確認を進めておきましょう。
ポイント2.設備の充実や魅力ある価値の提供
キャンプ場にサウナを設置するなら、サウナ本体はもちろん施設設備の充実を図りましょう。サウナ好きがわざわざ足を運んでくれるには、それに見合った価値を提供しなければなりません。
水風呂や外気浴スペースの確保はもちろん、より本格的なサウナ体験を提供するなら、あえて施設から距離がある場所にバレルサウナや小屋サウナを設置し、よりアウトドア感を演出するのもアイデアの一つです。キャンプ場のイベントとしてウィスキング体験を開催するといった試みも喜ばれるでしょう。
またキャンプ場では手軽に利用できるテントサウナを導入しがちですが、テントサウナは毎回の組み立てが必要なため運営上の負担が大きくなります。天候によっては使用できないケースもあるため、サウナを売りして集客へつなげるならバレルサウナや小屋サウナの設置がおすすめです。
ポイント3.景観への配慮
キャンプ場にサウナを導入する際に見過ごされがちなのが、景観への配慮です。
キャンプ場を訪れる人は、自然豊かな環境での“非日常”を楽しみにやってきます。施設のデザインだけでなく、サウナスペースも周囲の景観を損なわない空間設計やデザインが大切です。上手に周囲の景観を活用しながら、空間に溶け込むようなデザインは専門的な知見も必要となってきます。施設として念入りに計画を立てつつ、専門的なノウハウに長けた事業者に意見を求めてみるのもおすすめです。
サウナ業者を選ぶ場合のポイントは?
実際にサウナを導入する場合、サウナ業者の選定がとても大切になります。
お客様の安心安全や、キャンプ場の信頼を損なわないためにも、信頼のおけるサウナ業者選びが重要です。具体的なポイントをご紹介します。
サウナの品質が担保されているか。施工事例や口コミでの情報収集を
まず確認しておきたいのが、サウナの品質です。サウナは気軽に楽しめるアクティビティとして定着しましたが、高温多湿の特殊な環境で利用します。そのため事故やトラブルを未然に防ぐためにも、品質が保証されているのが絶対条件です。
近年サウナブームの影響を受けサウナを取り扱う業者も増えています。一方で低価格を売りに粗悪なサウナを扱う業者や、納品時にトラブルが起こるケースも増えています。万が一のことが起きてからでは取り返しがつきません。サウナの導入を検討する際は価格だけでなく、品質や安全性がきちんと担保されているか確認しておきましょう。
製造工程をオープンにしている業者や、施工事例が充実している業者は信頼度を知る上で参考材料となります。また口コミ情報も貴重な情報源です。トラブルやネガティブな口コミが目立つ場合は、依頼を避けるのがおすすめです。
販売だけでなくアフターサービスにも対応ているか
サウナ業者を選ぶポイントとして、販売だけでなくアフターサービスに対応しているかもポイントとなります。
サウナの設置やメンテナンスには、専門的なノウハウや資格が必要となります。そのため一般の施工業者では対応できないケースも想定されるため、アフターサービスまで対応している業者を選んでおくと、長く安心してサウナを使用できます。
アフターサービスの有無は、「商品を売りっぱなしにしない」という証にもなるため、業者の信頼度を測るには重要なポイントです。

ONESAUNAはサウナを中心とした空間設計までご提案
今回はキャンプ場にサウナを導入する際に押さえておきたいポイントについてご紹介しました。サウナの導入には「公衆浴場法」をはじめとした各種許可申請やサウナ施設の充実、新たな価値の提供といったさまざまな項目を検討する必要があります。とくにキャンプ場は自然の景観を楽しみに訪れる人が多いため、空間設計にもしっかり気を配りたいところです。
またお客様の安心安全や、キャンプ場の信頼を損なわないためには、質の高いサウナの導入が大切です。
ONE SAUNAでは、日本初の国産木材を使用したバレルサウナを販売しています。サウナは全国各地の造り手とタッグを組み、一つひとつ丁寧に製造。天然木ならではの肌触りと、心地よい香りが、上質なサウナ体験を提供します。サウナ設置に関する各種許可申請のノウハウ提供やサポートも実施。
バレルサウナを中心とした景観プロデュースでは、キャンプ施設の立地環境に合わせて最適なプランをご提案可能です。
サウナのアフターサービスや、施設のブランディングを後押しします。