「サウナが壊れた!」発生時の対処法とトラブル前に知っておきたい知識
「サウナが壊れた!」発生時の対処法とトラブル前に知っておきたい知識
サウナを運営していると、「室内の温度が上がらない」「ヒーターが作動しない」といった故障やトラブルに出くわします。「サウナが壊れた!」とついつい慌ててしまいますが、あらかじめ対処方法を整理しておくと故障やトラブルが起きても落ち着いた対応が可能です。
そこで本記事では、前半でサウナが壊れたときの対処方法について解説します。また後半では、サウナの故障やトラブルを回避するために知っておきたい知識をご紹介しますので、日常的なメンテナンスや万が一に備えるための学びとして参考にしてください。
サウナが壊れたときは安全確保を最優先に考える
サウナが壊れたときの対処方法を解説する前に、まず大前提として「サウナが壊れた」「故障した」と感じたら安全確保を最優先しましょう。
サウナは高温多湿の環境で使用し、電気やガス、薪火といった熱源を使用します。故障やトラブルの際に誤った対応をすれば、取り返しのつかないアクシデントや、火災の発生といった被害を引き起こす恐れがあります。安心や安全より優先されるものはありません。
サウナ稼動中の故障であれば入浴中のお客様の誘導や安全確保。もちろんスタッフの安全もしっかり確認してください。営業前や入浴前の異常や故障を発見したら、無理に稼動させたり対処を後回しにしたりせずに、使用中止や営業中止といった決断を下しましょう。
サウナが壊れたときの対処方法は2つ
安全確保を最優先する大前提を踏まえた上で、サウナが壊れたときの対処方法について解説します。
サウナの故障やトラブルが起きた場合の対処方法は大きく「修理」と「新品への交換」の2つに分かれます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.修理を施して使用できるようにする
1つ目の方法は、壊れたサウナやヒーターに「修理を施して使用できるようにする」方法です。
修理では「ヒーターの故障箇所を確認して直す」「故障したパーツ部分だけを交換する」といった対応や、「破損したベンチ部分を直す」といった対応が考えられます。「剝がれた塗装を塗り直す」といった修繕もここに含まれるでしょう。既存の機材やアイテムをそのまま残し、手を加えたりパーツを交換して対応します。
2.新品に交換をする
もう1つの対処法が壊れてしまったサウナやヒーターを「新品に交換をする」方法です。
経年劣化や突発的なトラブルで、サウナやヒーターが修理できない場合は新品に交換する必要があります。軽微な故障であればパーツの交換のように修理で対応できますが、例えば「ロウリュ用ではないヒーターに水をかけてしまった」といったケースでは修理ができないため新品への交換が想定されます。
それ以外にも経年劣化で電気系統や機器が作動しなくなったといった場合や、パーツを交換するコストと新品に交換するコストが変わらないといったケースも、新品への交換が想定されるケースでしょう。
いずれの場合も専門業者に依頼するのがベスト
さて、サウナが壊れたときの対処法は大きく「修理」と「新品への交換」に分けられるとご紹介しました。では実際に修理や新品への交換を行う場合は、自社での対応と専門業者への依頼、どちらを選ぶべきでしょうか。
結論から述べると、いずれの場合も専門業者に依頼するのがベストです。剥がれた塗装を塗り直すといったメンテナンス程度であれば自社でも対応できますが、修理や新品への交換となれば電気系統や熱源など複雑な作業が発生します。専門的な知識や技術が求められるため、自社で対応するのはハードルが高いでしょう。
またひと口にサウナが壊れたといっても、ヒーターが壊れたのか、椅子が壊れたのか、サウナ本体のパーツが破損したのか、といった状況によって依頼する業者も変わってきます。ヒーターなどの電気系統なら電気関係に強い業者に。椅子であれば木材加工や建築に強い業者に、本体パーツならメーカーやブランドといった具合に、依頼先もそれぞれ違ってきます。自社だけでこうした幅広い分野をカバーするのは、現実的ではありません。
サウナ修理はユーザーの安心や安全に直接影響する作業です。わずかなミスや見落としがあれば、重大な事故を招く恐れがあります。こうしたリスクを避けるためにも、サウナ修理は専門業者に依頼しましょう。
機会損失を防ぐために│サウナが壊れる前にできること
ここまでサウナが壊れた場合の対処法を2つご紹介してきました。サウナが故障したとなれば、営業を休止し修理の期間を設けなければなりません。これは事業者にとって大きな機会損失です。頻繁なトラブルや故障が続けば、集客やブランドイメージへの影響も考えられます。
そこで意識しておきたいのが、サウナが壊れる前の予防。サウナの故障やトラブルは突発的に発生する場合もありますが、日常的な意識や取り組みで、故障やトラブルを未然に防げる場合があります。
ここではサウナが壊れる前にできる予防策や知識についてご紹介します。
あらかじめ壊れやすいパーツやアイテムを把握しておく
あらかじめ壊れやすいパーツやアイテムを把握しておくのは、故障やトラブルを避ける上でも重要です。
例えばサウナヒーターは故障やトラブルが多いアイテムに挙げられます。これは製品そのものに問題があるというより、誤った使用方法や日常的なメンテナンスを怠った結果故障してしまうケースが多いようです。
この場合の予防法として、
・入浴時はヒーターの使用方法についてあらかじめ声かけを徹底する
・ロウリュに対応していない場合は、その旨をきちんと伝える
・ヒーターのメンテナンス漏れがないかシステムできちんと把握する
といった方法が考えられます。このように、ヒーター以外にもあらかじめ壊れやすいパーツやアイテムがあれば、対策やマニュアルをきちんと作成して故障やトラブルを未然に防げます。スタッフがメンテナンスをする場合も、こうした箇所はより念入りにチェックするようになれば、軽微な異常や些細な違和感を発見しやすく、故障やトラブルの予防につながるでしょう。
日常的なメンテナンスだけでなく定期的な本格メンテナンスで故障を回避する
次に日常的なメンテナンスだけでなく、定期的に本格的なメンテナンスを実施するのも故障やトラブルを予防するには効果的です。
車なら日常的な空気圧の補充・確認やバッテリーの確認・交換といったメンテナンスを行います。それに加えて、安全な走行や重大な故障を防ぐために定期点検や車検を実施します。
サウナもこれと同じように、日常的なメンテナンスは自社のスタッフが行いつつ、定期的なメンテナンスを専門業者に依頼して行っておくと重大な故障やトラブルを回避できます。自社だけでなく専門業者という第三者の目線でチェックするという点もポイントで、サウナの安心・安全を守りつつ、少しでも長く快適に使い続けるためにも、本格的な定期メンテナンスを導入してみましょう。
信頼のおけるブランドや業者からサウナ製品を購入する
信頼できるブランドや業者からサウナ製品を購入するのも、故障やトラブルを回避する上では重要な視点です。
サウナブームにより国内外を問わずさまざまなサウナや関連製品が登場していますが、なかには販売価格を抑えるために粗悪な製品を製造しているといった事例も増えてきました。最近では入金後に購入元と連絡が取れない…といった悪質なケースも起こるなど、あらためてブランドや業者への信頼が問われています。
「安かろう悪かろう」ということわざがありますが、企業努力で販売価格を抑えるにはどうしても限界があります。極端に安い価格設定には、何かしら理由があるのではと考えるのが妥当です。
業務用のサウナは決して安い買い物ではありません。しかし目先の損得を考えて粗悪な製品を購入してしまえば、故障や修理でかえってコストがかさむ恐れがあります。信頼のおけるブランドや業者を選び、質の高い丈夫な製品を購入するのは、故障やトラブルを避ける上でとても重要なポイントです。
ONE SAUNAならサウナの課題解決からトラブル対応までしっかりサポート
今回は記事前半でサウナが壊れた場合の対処方法を。後半では故障やトラブルを避けるための知識についてご紹介しました。
サウナを運営していれば、経年劣化や突発的な理由で故障やトラブルに出くわす場合があります。まずは安全確保を最優先にしながら、状況に応じて「修理を施して使用する」のか「新品へ交換」するのか、対処法を見定めましょう。また、自社に専門的なノウハウを持つスタッフがいないなら、いずれの場合も専門業者に依頼するのがベストです。
とはいえ、故障やトラブルが起きればサウナの稼動が止まるため、機会損失が生まれます。そのためにも日頃からのメンテナンスや信頼のおける業者やブランド選びが大切です。
ONE SAUNAではバレルサウナの製造、販売だけでなく、メンテナンスやアフターサービスまでトータルでサポートを行っています。国産ブランドなので、サウナの故障やトラブルが起きても安心のサポート体制を提供。機会損失を最小限に抑え、あなたのサウナ運営をしっかり支えます。
サウナに関する課題や悩みがあれば、ONE SAUNAへお気軽にご相談ください。