サウナ事業で気になる光熱費はいくらかかるのか?
サウナブームの追い風を受けて、全国的にサウナの事業化に乗り出す施設が増えています。一方で事業者にとって気になるのがランニングコスト。とくにストーブをはじめとした設備にかかる光熱費の負担は、黒字化を考えるうえでは重要な要素です。
今回はサウナの事業化を検討する方へ向けて、サウナの光熱費について解説します。「実際にどの程度の負担がかかるのか」「光熱費を抑えるアイデアはないのか」といった情報についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
サウナの光熱費はいくらかかるのか?
まずはサウナ単体の光熱費から見ていきましょう。
サウナの光熱費負担として割合が大きいのが電気ストーブです。200vで4.5kwの電気ストーブを使用したと過程した場合、1時間当たりの負担は120円~程度(基本料金は除く)。もちろん地域や時期によって料金は変動しますが、この金額がベースとなります。
ここに施設の設備や規模によって金額が上乗せされていきます。例えば、
・サウナ室内の照明設備
・水風呂・外気浴スペースの照明設備
・ガス使用時の光熱費
といった負担が発生します。
一般的なサウナ施設の水道光熱費の目安は1人あたり300円
事業化となると、光熱費だけでなく水風呂やロウリュに使用する水道料金が発生します。
大型のサウナ施設を運営する場合の水道光熱費は、1人あたり300円が目安とされています。単純計算で1日50人の利用があれば300円×50人で15,000円/日。これが一ヶ月であれば45万円の水道光熱費が発生します。
これがバレルサウナのような小型のサウナであれば、水道光熱費を低く抑えられます。コストパフォーマンスを考えると、大型サウナを設置するよりも、小型のバレルサウナがおすすめでしょう。
もちろんこの金額は施設の設備や規模によって変動してきます。例えば複数のサウナを稼動させるなら、それだけ水道光熱費の負担は大きくなるでしょう。
水道光熱費の高騰で事業者負担が増大している
サウナ事業をスタートする場合、初期費用に水道光熱費や人件費といったランニングコストを算出したうえで、事業計画を練ります。
しかし近年課題となっているのが水道光熱費の高騰です。ウクライナ情勢の長期化や、円安によるエネルギー価格の高騰は一般家庭だけでなく事業者にも大きくのしかかっています。とくにサウナ事業では設備を稼動させなければ事業が成り立ちません。利益率を保つとなると利用料金の値上げを検討する必要がありますが、顧客への負担を考えると頻繁な値上げは避けたいところ。
事業者としては、まずは可能な限りの企業努力でランニングコストを抑えていきましょう。利用者のピーク時間を把握し、稼働時間の最適化を進めるなどして営業時間を見直すのも一案です。予約システムを導入し、利用率や回転率を上げるといった改善策も効果を発揮します。また、やむを得ず利用料金を上げるなら、接客やサービス面の質を向上させ、他施設との差別化を図るなどして顧客離れを食い止めていきましょう。
サウナIoTシステムの導入でランニングコストを抑える
ランニングコストを抑えるための企業努力として、近年サウナ業界で注目が集まっているのがサウナIoTシステムです。
サウナのDX化で業務効率化を実現
IoTとはInternet of Thingsの略で、あらゆるモノをインターネットに接続して制御する仕組みです。例えばスマホを使った電源のON/OFFや、機能の設定変更、使用データの一元管理などが可能となります。
このIoTの仕組みをサウナに取り込むのが「サウナIoTシステム」です。サウナはこれまで予熱や温度・湿度管理、窓の開け閉めや照明の調節などを人の手が担ってきました。しかし人の手が必要となれば人件費や労働負担が発生します。またサウナの余熱時間は季節や気温によって時間に差があるため、光熱費をはじめとしたランニングコストにどうしても無駄が生まれていました。
こうした課題を解決してくれるのがサウナIoTシステムです。タイマー設定による余熱や、電源管理。外気温や室内環境のデータに応じた環境調節。利用者のデータを蓄積することで稼働時間の最適化を図るなど、サウナのDX化によりさまざまな課題解決が可能となります。
“ととのう”ためのベストな環境を常時提供できる
例えば、施設利用者へ会員サイトにアクセスしてもらい、利用時の満足度をアンケート形式で回答してもらいます。このデータとIoTシステムの使用データを比較し、満足度が高い環境が把握できれば、“ととのう”ためのベストな環境を常時提供できるようになります。外気温や天候のデータとリンクして温度や湿度を調整するよう設定しておけば、新興の事業者でも経験や勘に頼らず最適なサウナを用意できる訳です。
また会員制のプライベートサウナであれば、事前予約時に好みの温度や照明、BGMといった項目を設定し、個人に最適化された“パーソナルサウナ”を提供するといったサービスの実現も可能でしょう。
サウナIoTシステム「ON SAUNA」でランニングコストを削減
サウナ事業に取り組むうえで、水道光熱費をはじめとしたランニングコストの削減は欠かせません。デジタル技術を使って、サウナの稼働効率改善や業務負担の軽減を実現できる「サウナIoTシステム」は、ランニングコストを抑えるうえで魅力的なツールです。
ONE SAUNAが提供するサウナIoTシステム「ON SAUNA(オンサウナ)」は、スマホアプリを使ってサウナヒーターの予約設定や環境設定、稼動データの収集などが可能。サウナの稼働率や業務効率を改善し、ランニングコストの削減に貢献してくれます。サウナIoTシステムの導入をご検討中なら、ぜひONE SAUNAへお問い合わせください。