購入前に知っておきたい家庭用サウナの種類とタイプの違い

自宅でサウナを楽しむ家庭用サウナ。サウナ人気の影響もあり「もっと頻繁にサウナを楽しみたい」「いつでも気兼ねなくサウナ時間を満喫したい」といった方が購入を検討する機会も増えてきました。一方で家庭用サウナには種類やタイプなど、購入前に確認しておきたい項目が存在します。
今回は家庭用サウナの種類やタイプ別の特徴の違いについて解説します。また購入前に確認しておくポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
家庭用サウナは「乾式」と「湿式」に種類が分かれる
家庭用サウナは、自宅に設置して楽しむことができるサウナです。近年はサウナブームの影響もあり、家庭でサウナを楽しみたいというニーズが増加。各メーカーやブランドからもさまざまなサウナが登場し人気を集めています。
さて、実際に家庭用サウナを購入する場合は、事前にサウナに関しての知識を深めておくのがおすすめです。まずはサウナの種類の違いから見ていきましょう。サウナの種類は、大きく乾式と湿式の2つに分けられます。

乾式サウナ│高温低湿で日本では主流
ドライサウナとも呼ばれる乾式サウナは、日本ではポピュラーな種類のサウナです。温度が80℃~100℃と高温に設定されており、湿度が低くカラカラとしているのが特徴。やや息苦しくなるほどの熱気で思い切り汗をかけるため、入浴後の爽快感を楽しめます。
日本ではスーパー銭湯や宿泊施設で定番のタイプで、サウナと聞くと乾式サウナを連想する方も多いでしょう。

湿式サウナ│やや低温で湿度が高くサウナブームをけん引
湿式サウナは、蒸気や霧を発生させて湿度を高く保ったサウナの種類です。スチームサウナやミストサウナといった呼ばれ方で知られており、40~60℃とやや低めの温度設定でじんわりと温まるのが特徴。湿度が高いため体感温度が高く、体の芯から汗が吹き出るような感覚です。デトックスや美容効果が高い点も特徴で、近年のサウナブームでは湿式サウナがけん引役を担っています。
とくに熱々のサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」は、日本では新感覚の体験として人気が沸騰。サウナの本場・フィンランドの伝統が、日本であらためて評価されています。
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家庭用サウナのタイプは「埋め込み」と「据え置き」の2種類から選ぶ
家庭用サウナには種類の違い以外にタイプの違いがあります。タイプは埋め込みと据え置きに分かれますが、それぞれの特徴をメリットとデメリットに分けて解説します。
埋め込みタイプ
埋め込みタイプは、自宅の間取りやスペースに合わせて埋め込むタイプの家庭用サウナです。
メリットとして、家庭の間取りに合うように工事して設置できるため、デットスペースが生まれず自由度の高いサウナを実現できます。
デメリットとしては、設置時の工事費がやや割高になること。また賃貸のマンションでは大規模な工事は大家の許可が必要です。場合によっては許可が下りないケースや、退去時に原状回復が必要となりコストが膨らんでしまう可能性があります。

据え置きタイプ
据え置きタイプは、ボックス型のサウナやバレルサウナのように、既製品を設置するタイプです。例えば室内工事ができず埋め込みタイプを設置できない場合に、「バルコニーや駐車場スペースにサウナを置く」といったケースでは据え置きタイプが便利です。すでに完成している状態で購入できるため、埋め込みに比べ簡単な取り付け工事だけで済みます。
また屋外の庭や屋上のように広いスペースが確保できるなら、バレルサウナのような大型の据え置きタイプが人気です。屋外はスペースを広く確保できるため、サウナのサイズも大きめに設計可能。家族や仲間などコミュニティ単位で利用できます。また外観や庭のデザインといった「空間そのもの」にこだわれるのも屋外タイプの魅力で、自分好みのサウナスペースをとことん追及できます。
デメリットとしては既製品を使用するため、埋め込み型に比べデザインや自由度が制限されること。また屋外に設置する場合はプライバシーを確保するため柵を設置するといった別途工事が発生します。
家庭用サウナを選ぶ際のポイントは?
では実際に家庭用サウナを選ぶ場合は、どのようなポイントを押さえる必要があるのでしょうか。
サウナの設置スペースを確認する
まずはサウナを設置するスペースを確認しましょう。サウナは建築物となるため、建築基準法をはじめ各種法令を遵守する必要があります。例えば建物を建築する場合は建ぺい率や容積率といった基準が設定されており、基準をオーバーする場合は設置ができません。
また消防法をはじめとした安全基準を満たすため、埋め込み型でも屋内に設置できないケースも想定されます。
まずは自宅のどの場所にサウナを設置するのかを検討し、あらかじめ専門業者や自治体に導入が可能か確認をしておきましょう。
サウナの種類を選ぶ
設置スペースが決まったら、サウナの種類を選びます。スペースによってはサイズが制限されるため、導入が可能な種類から選ぶことになります。
テントサウナ
【予算目安】10万弱~30万円程度
テントサウナは一般的なテントと同じ組み立て型のサウナです。テント内で専用のストーブを焚いて室内を暖め、サウナを楽しめます。アウトドアシーンや自宅の庭などで手軽に設置できる点がメリットで、他の種類に比べ予算も安価に設定されています。
一方で毎回組み立てが必要な点や、耐久性の問題から常設に不向きな点はネックです。
屋内サウナ
【予算目安】100~200万円程度
屋内サウナは、自宅の中に設置して使用できるサウナルームです。電話ボックスのような形状の1人で入浴できるタイプから、2~3人で一緒に入浴できるボックスタイプなど予算に応じてサイズや機能を選ぶことができます。屋内に設置するため脱衣スペースや浴室スペースと組み合わせて使用することで、利便性の高いサウナ空間を実現できます。
設置の際に防水や電気配線の屋内工事が必要な点は、購入時に押さえておきたいポイントです。
バレルサウナ
【予算目安】100万~300万円程度
バレルサウナは樽型の形状をした木製のサウナです。天然木の爽やかな香りと心地よい肌触りで質の高いサウナ体験を提供してくれます。樽型の形状は蒸気をサウナルーム内にムラなく循環させる役目を果たしてくれ、サウナの効果を最大限に引き出してくれます。
サイズ感が大きく複数人で利用するため、設置するにはある程度のスペースが必要です。屋外での設置に向いており、より本格的なサウナ体験を求める人向けのサウナと呼べます。小屋型のサウナに比べ設置が手軽な点もメリットです。
オーダーメイドサウナ(小屋サウナ)
【予算目安】100万~300万円程度
自宅の庭やスペースにあわせカスタマイズしてサウナを設置する種類が、オーダーメイドサウナです。サウナ小屋と呼ぶこともあり、ニーズに合わせてサウナ室のサイズやデザイン、外部の景観にいたるまで作り込みが可能です。
オーダーでの制作となるため、予算の目安がもっとも高くなります。また小屋サウナは建築物に定められるため、建ぺい率や容積率を満たしているかといった、各種法規制をクリアできるかもポイントとなります。
購入や設置は専門性が高いサウナ業者へ依頼を
サウナの購入や設置を考えているなら、専門性が高いサウナ業者を強くおすすめします。サウナは一般的な建築物とは違った安全基準が設けられており、建築基準法や消防法、自治体の各種条例など多岐にわたる知見が求められます。
また最近ではサウナの販売のみをおこなう業者も増えていますが、こういった業者ではトラブルへの対応やアフターサービスに不安が残ります。あらかじめHPや口コミなどから情報を精査し、導入時やトラブルへの対応がきちんと準備されているか確認してから購入を依頼しましょう。

ONE SAUNAならサウナの販売だけでなく設置やアフターサービスまでワンストップで対応
今回は家庭用サウナの購入前に押さえておきたい種類やタイプの違いについて解説しました。
家庭用サウナの種類は「乾式」と「湿式」に分けられます。乾式は高温で湿度が低くカラカラとしているのが特徴。一気に汗をかく爽快感が魅力です。湿式はやや低温で湿度が高く、体の奥からじんわりと温まるような感覚が人気です。
またサウナのタイプはオーダーメイドで設置する「埋め込み」型と、既製品を簡単な工事で設置する「据え置き」型に分けられます。据え置き型にはバレルサウナのように屋外向けの商品もあるため、設置場所の自由度が高いといえます。
純国産のバレルサウナを製造するONE SAUNAでは、サウナの販売だけでなく設置やアフターサービスまで、ワンストップで対応しています。長く安心して使い続けられるサウナをお探しなら、ぜひONE SAUNAにお声掛けください。
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ONE SAUNA は全国の生産地と連携し、国産木材でつくる地産地消のバレルサウナを提案しています。
バレルサウナの製造のみならず、サウナのある暮らしをご提案。SAUNA YARD 、APPAREL、COSME、GOODSの展開も行っています。
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