ONE SAUNA

ONE SAUNA対談 VOL.5|ATSUSHI KURUMATA

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ONE SAUNA対談 VOL.5|ATSUSHI KURUMATA

都心の自宅屋上にバレルサウナ。星空を眺めながら外気浴を楽しんだり、気の置けない仲間たちとバーベキューをしたり、暖炉を囲んで寛ぐ。自然のうつろいを感じながらアウトドア感覚でサウナが楽しめる、『ONE SAUNA』の想い描くルーフトップスペースがそこにあった。

サウナ好きでなくとも憧れる、夢のような空間を手にされたのは、バーガーショップ『THE GREAT BURGER』を始め、いくつもの人気飲食店のオーナーを務める車田篤さん。『ONE SAUNA』ブランドディレクター宮原とも旧知の仲という彼の秘密基地を訪ね、お話を伺った。

PHOTO:KOKI YAMASAKI

非日常を日常に。人生最大の良い買い物。

――――2023年の夏、都内にあるご自宅のルーフトップにバレルサウナを導入された車田さんですが、自宅にサウナがあることで色々と変化があったかと思います。導入後、ライフスタイルがどう変化したかお聞かせください。

車田 篤さん(以下 車田)

バレルサウナの購入は、人生で買ったものの中で、心の底から最高の買い物をしたと思っています。

宮原 秀雄(以下 宮原)

本当に!? 誰よりも買い物をしてきた車田 篤が。買い物と言えばの、あっくんが(笑)。ブランド側としては最高に嬉しい褒め言葉だけど。

車田

僕は、仕事もプライベートも“非日常を日常にする”っていうテーマで生きているんです。それの究極な所にあるというか。普通に考えて自宅にバレルサウナがあるってことはなかなかないと思うんです。そんな“非日常”が“日常”に来た。それを手に入れられたことが人生で一番の買い物って感じる理由ですね。

例えば生活の質を変える家電や物ってあるじゃないですか? ドラム型の洗濯機や食洗機とか、車とか。そういうレベルじゃない。家にコイツがあるのがすごいこと。ヤバイの買っちゃったな、と。

宮原

そう思った一番のポイントは?

車田

いくつかあるんですが、一番は、コイツが日常生活にあることで、時間に縛られることなく24時間いつでも、サウナが楽しめるようになったことですね。

IoTシステム(サウナ遠隔操作機能)を導入したのがよかったです。例えば、外で友人とご飯を食べていて、「サウナ行く?」みたいな流れになって、「じゃ、(スイッチを)入れておくね」ってなるんです(笑)。そして、家に着いた途端にサウナが楽しめる。

外でサウナに入ると家に帰るまでが面倒だったけど、コイツのおかげでそのまま(サウナ入った後に)すぐ寝られるようになったのも大きいですね。朝もタイマーをセットして、仕事前とかに軽く入ることができ、パッと身体を起こすのにも使えるし。コントローラーで(サウナヒーターの)温度も操作ができるようになればパーフェクトです(笑)。

宮原

それはシステム開発に伝えておく(笑)。俺が勇平(長崎勇平さん。共通の友人でもありONE SAUNAオーナー )と話していたのは、あっくんは常に忙しい人で、言ったら趣味が仕事みたいな人じゃない? そんな人の自宅にこそサウナがあったらいいなって思っていた。サウナがあるだけで日々の切り替えになり、心身のリトリートに繋がるからさ。

車田

そうですね。サウナに入りながら一人で考え事もできるし、誰もいないこの狭い空間だと自分と向き合えることができるので、そういう使い方もしますけど、基本は誰かと一緒に入る方が楽しいし好きですね。長くも入れるし、一人だと悶々としてしまうこともあるので。

サウナに入って、何気ない世間話やビジネスの話をしたり。まさに裸の付き合いができる仲間と楽しむ派です。リビングで話をするのとは全然違うんですよね。なので、本当にこの形(バレル型)にしてよかった。

もちろん、健康に気をつかいたいって気持ちもあります。都会にいると(生活が)不規則になるし、いろいろ乱れてくるんで、コイツでリセットするとすごく調子がいい。サウナに入りたいからお酒を控えようとか、ちょっと早めに家に帰ろうとか。家に帰る理由も増えましたね(笑)。

――――以前からサウナは生活の中にあったんですか?

車田

ヒデ(宮原 秀雄)さんにyl&co.という河口湖にある一棟貸しのバケーションハウスに真冬に連れて行ってもらって。そこで森の自然の中でテントサウナを体験したのがサウナに目覚めるきっかけでした。その後、SANU八ヶ岳のONE SAUNAも体験しました。

それこそ都会のプライベートサウナへも行くようになりましたが、元々アウトドアが好きだったので、自然の中で楽しむアウトドアサウナ、特に自分的には外気浴の開放感がとても気持ちいいと感じていたので、屋上にバレルサウナを入れたいなと。

しかしながら、この屋上にはオーバースペックかなと思っていて。でも、やっぱり自宅にサウナが欲しくてヒデさんに相談したんです。小型のやつを特注で作れないかって。

宮原

そうだよね。最初はウチが星のや軽井沢さんに導入した2人用サイズのボックス型みたいなものを検討していたよね。

車田

でも、実際に屋上のサイズを確認してもらったら「これバレルいけるんじゃない?」ってなって(笑)。屋上に置けるスペースがあるなら空間のイメージはあったので、対面で向かい合って仲間と会話を楽しみながら入れるバレルサウナの導入を決めました。

屋上のお庭から仲間と楽しむサウナヤードに。

――――バレルサウナを導入されてから、屋上はどのような場所になりましたか?

車田

元々友人が集まれる場所を作りたいという想いもあって、この家を建てました。それまでは友達が集まった時にバーベキューをしたり、ひなたぼっこをする場所でした。

バレルサウナの導入と同時に屋上を改装したんです。ウッドデッキを貼り直して拡張したり、外気浴がゆったりと楽しめるように、大きいL字型のベンチを造ったり。屋上は今、コイツが主役になっていて、サウナありきのスペースに変貌しました。

周りの友人もサウナに入りたいって言うようになってくれましたよ。屋上でサウナを楽しんで2階のリビングで食事を楽しむ、みたいな。この前はみんなでサウナ後に鍋を囲みました。楽しみ方にバリエーションが加わりましたよね。屋上のお庭がサウナヤードになったことで。

宮原

お庭+サウナの理想形の一つだね。後、こんなに素晴らしいルーフトップがあってもサウナがなかったら真冬とかはそんなに使用することがなかったと思うんだよね。サウナに入って、真冬のキーンとした空気が素肌と触れ合う外気浴は、とりあえずなんかリッチ。サウナがあればこその楽しみ方だよね。

車田

今まで考えられなかったですね。ほとんど真冬は屋上に上がってくることがなかったけど、逆に夏より使用頻度が増えると思います。これからが楽しみです。

宮原

今日、取材前に自宅の前で待機していたら、3、4軒先に住んでいるおばあちゃんが話かけてきて「いつも(屋上の)ライトが点いていて、明るくていいのよ~。ありがとうって伝えておいて」って言ってたよ。夜にライトで明るく照らされているのは意外にも安心感と防犯にも繋がるんだね(笑)。

――――都会の屋上で味わうアウトドアサウナの醍醐味は?

車田

サウナに入って、都会の星空を眺めながら外気浴している時は、ここが東京の23区内ってことを忘れさせてくれますね。それくらい心と身体がリラックスできているのがわかります。しつこいようですが、心の底からコイツを買ってよかったと思える瞬間です(笑)。 もう一つ、新たなサウナの楽しみ方を発見したんです。それが雨の日のサウナ。外気浴がとにかくめちゃくちゃ気持ち良いんですよ。

宮原

わかる。雨の日のサーフィンで波待ち時に、海の上で雨に打たれる感じと一緒かも。雨は自然そのものを感じられるよね。

車田

だから、雨の日になるとワクワクするんですよね。そこでの外気浴が本当に気持ちよくて。サウナを出てシャワーを浴びて、雨にザーッと打たれながら降ってくる雨に身を委ねる感じです。雨ってこんなに気持ちいいんだって。

宮原

雨だとととのいづらいって言われているけど、あれはあれで自然を直に感じられるコンテンツだよね。

車田

自然と一体となっている感覚はすごいですよね。今は、雨だったらすぐ入ろう!ってなります。むしろ雨が待ち遠しい(笑)。

宮原

その感覚を家にいながら、しかも都心で味わえるのは最高だね。通常、一軒家なら庭に設置いただく形が多いけど、ルーフトップなら人の目も気にならないし。

車田

そうですね。いろいろと人の目を気にする必要がないのはいいですよね。もう、外気浴を全裸ですることもありますよ。水風呂に入ったら水着を脱いで、裸で寝っ転がるんです。この上なく最高の時間です(笑)。風が吹いて、肌をそっと撫でてくれる感覚が全身で味わえます。

この日は自宅にサウナ購入を検討している友人のMさんも一緒にサウナへ。
何気ない会話が弾むのも対面で話ができるバレルサウナならでは。

宮原

そうだよね。話は変わるけど、外気浴で心地よくなりたいのもあってあっくんは脱毛しているの?

車田

完全ではないですけれど、以前医療脱毛をしていことがあったので、(手足は)結構つるつるですよ(笑)。

Mさん

僕も全身脱毛しましたけど、それでいったら水風呂に入る時、毛がないとヌルって感覚で最高ですよ。毛の抵抗がゼロなんで。サーフィンの時もウェットスーツが着やすくて、抵抗がない。毛がないって良いことづくめですね。最近はサウナやお風呂にいくと他の人の毛が気になっちゃいます(笑)。

宮原

自分も(脱毛に)通っているんだけど、そこにNMN点滴や幹細胞培養上清液点滴、高濃度ビタミンC点滴とかいろいろとあってさ。それをするととにかく朝の目覚めがいいのよ。自分的にはあれをやった後は、サウナに入るよりも2倍近く疲れがとれている感覚。

Mさん

じゃあそれさえあれば、バレルサウナは要らないですね(笑)。

(一同大爆笑)

宮原

いやいや、バレルサウナは心身ともにリトリートなりますから(笑)。

車田

ビタミン点滴、興味あります(笑)。今日は明るい時間から楽しい時間が過ごせて本当に良かったです。こうやって他愛もない会話がめちゃくちゃ盛り上がるのも、心も身体も裸になれるバレルサウナの中だからこそなんですよね。

サウナを通じて世代を超えて家族と楽しむ。

――――まさかの脱毛話!?で盛り上がったところですが、今後はどのようにバレルサウナを楽しみたいと考えていますか?

車田

引き続き友人たちといろいろなことをする中にサウナが入ってくるとは思いますが、子供も生まれるので、家族で楽しみたいですね。温度を60度くらいに設定して、採暖室としてサウナを使って。ビニールプールを出して水風呂代わりにして、サウナを楽しみたい。

子連れのファミリーを呼んで、子供達は下で遊んでて、おじさんたちはサウナして、みんなでワチャワチャできそうですね。コイツに呼び寄せられて、新しいコミュニティが生まれそうな予感がします。

宮原

いいね。ここなら世代を超えてみんなで一緒にサウナが楽しめそうだしね。

車田

わざわざ外に出かけずに、みんなに家に来て貰えばよくなりますよね。世代を超えてサウナというのは?

宮原

そうそう。先日千葉いすみにできたSANUの新しいキャビンに泊まったの。奥さんと娘とおじいちゃん、おばあちゃんと三世代みんなで一緒にサウナに入って最高だったのよ。おじいちゃん、おばあちゃんはいわゆるアウトドアサウナが初体験で。

真冬の千葉だったけど、水風呂も外気浴も体感して「このサウナは気持ち良いなぁ」って。やっぱりアウトドアサウナは年齢関係なく楽しめるんだなって思った。プライベートな空間で開放感もあったし。距離が縮まるのを感じたよ。孫が「おじいちゃん、バレルサウナ買って~」なんていう日がくるかもね(笑)。

車田

そうだったんですね。ここならサウナで楽しんで、焚き火を囲んで団欒。なんてこともできますね。世代を超えて楽しむのはすごくいいですね。

宮原

焚き火も加わるとキャンプをしているみたいで最高だね。まさに自宅でアウトドアサウナの理想形。

車田

後、山梨あたりに平屋を建てて、2拠点生活をしてみたいです。縦積みの家に住んでいるので、平屋に強い憧れがあります。屋上はルーフトップっていう特別感はあるけど、理想はサウナがリビングとキッチンと繋がっていて欲しいです。たくさんの人が来た時にワンフロアで全てが完結していたい。

自分が作った料理を食べている人もいれば、テレビを見ている人がいたり。で、サウナに入っている人もいる、みたいなガヤガヤして賑やかなスペースが理想です。縦移動より、横移動の方が楽だし(笑)。

宮原

2拠点生活は最高だね。おもてなしのプロであるあっくんらしい理想のプランだね。そこにバレルサウナは何棟必要になるのかな?(笑)

車田

その際はよろしくお願いいたします(笑)。



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【編集後記】
バレルサウナを3セット楽しみながらの今回の対談。サ飯は近所の車田さんが手がける人気中華店「LUCKY ALEXANDER CHINA」。美味しい街中華に舌鼓を打ちつつ、車田さんのおもてなしの原点を伺うことができた。「小学生の頃、ライバルはファミコンでした。友達はファミコンがある家に集まって遊ぶことが多かったけど、僕はそれじゃつまらないので、ファミコンなしでも楽しく遊べる場を作って、いかにみんなを楽しませるかを追求していましたね(笑)」そんな車田さんと長年の友人のように親しみを込めて“コイツ”と呼ばれるバレルサウナとが創り出す新しい空間の今後が楽しみでならないと感じた夜でした。

車田 篤(くるまた あつし)
THE GREAT BURGER オーナー

原宿の人気バーガーショップ「THE GREAT BURGER」をはじめ、「JENNIFER SEVEN」「GOOD TOWN BAKEHOUSE」「The Little BAKERY Tokyo」「THE TEISYOKU SHOP」「LUCKY ALEXANDER CHINA」など多彩なジャンルの人気飲食店のオーナー。国内外の飲食店のディレクションも多数手がける。

宮原 秀雄(みやはら ひでお)
株式会社Libertyship 取締役 / ONE SAUNA ブランドディレクター

1997年3月関西学院大学経済学部卒業後、同年4月より株式会社博報堂入社。2014年3月末に退職後、株式会社CANVASを立ち上げ、ライフスタイル誌『CANVAS』の発行人を務めながら、各種プロジェクトのプロデュース/マネジメントやブランドのクリエイティブディレクションを行う。翌2015年1月に東京を離れ家族で宮崎へ移住。同年夏青島で「AOSHIMA BEACH PARK」を総合プロデューサーとして開業。その後、横の土地で「AOSHIMA BEACH VILLAGE」をもプロデュース。 2020年9月より株式会社Libertyshipへ取締役としてジョイン、同年12月に代表の揚松と共にONE SAUNAブランドを立ち上げる。

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