バレルサウナで取り組むサウナビジネス。ビジネスモデルから注目のシステムまで紹介
バレルサウナで取り組むサウナ事業。トレンドやビジネスモデルを紹介
日本でもすっかりお馴染みのアクティビティとなったサウナ。定番のボックスタイプ(箱型)のサウナも人気ですが、近年はバレルサウナ(樽型)を見かける頻度が増えてきました。
おしゃれな外観だけでなく、木材の香りや樽型ならではの上質な入浴体験を味わえるため、バレルサウナを導入する事業者も増えているようです。
そこで今回はバレルサウナについて、ビジネスや事業の視点からご紹介します。サウナ事業のトレンドや、ビジネスモデルについて紹介していますので、バレルサウナを使った事業を検討中の方はぜひ参考にしてください。
バレルサウナを使ったサウナ事業は年々バリエーションが豊富に
ひと昔前までサウナといえば、温浴施設や宿泊施設、スポーツクラブなどが一般的でした。こうした施設への導入事例は現在も継続して需要がありますが、近年はサウナブームの追い風を受けて、グランピング施設やアウトドア施設のアクティビティとして導入される頻度が増えています。
とくにバレルサウナはスタイリッシュな見た目もあいまって、施設のアイコン的な役割としての需要も増加。これまでとはひと味違ったサウナを楽しみたい愛好家からの人気も高く、サウナ事業での新たなニーズとして注目が集まっています。
さて、サウナを導入する目的は新規事業の開拓や事業拡大、施設のサービス向上といった目的が主でしたが、近年はサウナ事業に取り組む目的もバリエーションが豊富になっています。
地方創生や町おこしにサウナを活用する事例が増加
地方創生や町おこしへサウナを活用する動きは、近年のサウナ事業では注目度が高い取り組みです。
例えば、大分県豊後大野市では2021年に「サウナのまち」を宣言し、官民が一体となってサウナを使った町おこしに取り組んでいます。温泉県として有名な大分ですが、豊後大野市は、温泉が湧かない空白地帯。観光客を呼び込むための起爆剤を探していた町が注目したのが、サウナでした。温泉こそ湧かない豊後大野市ですが、古くから石風呂文化が伝わる点や、水風呂代わりに楽しめる鍾乳洞などサウナとの親和性が高い観光資源は揃っていました。そこで宿泊施設やアウトドア施設と連携し、サウナを導入した町おこしを推進。サウナを目的として旅行をする“サ旅”ユーザーから注目を集め、観光客の呼び込みに成功しました。
こうした事例をはじめ、さまざまな自治体でサウナを使った地方創生や町おこしの取り組みが増えています。「サウナ施設を整備する目的での遊休地の活用」や「地域の木材を利用したサウナの開発(地産地消)」など、アイデアと工夫で観光客呼び込む取り組みは、これまでなかったサウナ事業の在り方です。
また、こうした取り組みと連動して経営や集客に苦戦している企業が、事業再生に取り組んでいる事例も増えています。これも近年のサウナブームの恩恵と呼べそうです。
サウナを使った地方創生や町おこしの事例はこちら「サウナを使った地方創生・町おこしの可能性と参考事例5選」の記事でも詳しくご紹介しています。サウナを使った事業再生については、こちら「サウナを使った事業再生は可能なのか?代表的なパターンを解説」の記事も参考にしてください。
リゾート開発とサウナを連携させる動きも近年のトレンド
リゾート開発とサウナを連携させる動きも、近年のトレンドです。
インバウンドが勢いを取り戻すにつれて、各地でリゾート施設の開発やリニューアルする事例が増えています。こうした施設とサウナを連携させる動きも注目が高く、客室に内風呂を用意するように、プライベートサウナを設置。家族や友人と完全プライベートな空間で、思う存分にサウナを満喫できます。
またリゾート施設の目玉の一つとしてサウナを導入するのも近年のトレンド。例えば宮崎県の「青島ビーチヴィレッジ」では、太平洋を一望できる絶好のロケーションを売りに、レストランやBBQスペース、宿泊施設を展開。施設にはバレルサウナが導入されており、ラグジュアリー感ある空間と、サウナからオーシャンビューを満喫できる感動体験を味わえます。
今後も国内のリゾート施設開発は活況が予想されており、各地で「ここでしか味わえない」魅力あるサウナが誕生しそうです。
リゾート開発とサウナを連携させる動きや事例については、こちら「サウナのあるリゾート開発。観光資源としてサウナを活用した事例を紹介」の記事でも詳しく解説しています。
バレルサウナを使ったビジネスモデル
サブスクリプション
サウナのビジネスモデルとして注目を集めているのが、サブスク(サブスクリプション)モデルです。
定額での利用し放題や、複数回利用が可能といったビジネスモデルとして人気のサブスク。サウナにおいても、頻繁に利用するユーザーにとってはメリットが大きく、近年人気を集めています。
事業者にとってもサブスク利用者の増加は売上の見込みが立ちやすく、安定した集客を見込める点もメリット。また継続利用により施設を気に入ってもらえれば、長く通い続けてくれるファンの獲得にもつながります。
サウナを使ったサブスクビジネスについてはこちら「定額で「ととのう」サブスクサウナとは?特徴やメリット・料金目安を紹介」の記事を参考にしてください。
無人営業
近年スポーツジムやキャッシュレスの飲食店で人気の無人営業。サウナでもIoTシステムを活用することで、無人営業で人気を集める施設が増えています。
ユーザー目線では煩わしいチェックイン作業やスタッフとのやり取りをスキップでき、いつでも気兼ねなくサウナを利用できます。予約システムと連携させれば他のユーザーと対面することなく、パーソナルサウナのように楽しめるのも魅力です。
事業者目線では省人化による人件費の軽減や、IoTシステムによる業務効率の向上、施設の可動率アップといったメリットが得られるのが強みです。
こちら「サウナの無人営業は可能?メリットや必要な設備について解説」の記事では、サウナの無人営業について詳しく解説しています。
サウナのリース利用
サウナビジネスに取り組む事業者から注目されているのが、サウナのリース利用です。サウナを購入するとなるとある程度の初期費用がかかります。集客の目玉として導入したいものの、経営上のリスクは最小限に抑えたい。そうした場面でサウナのリース利用は、導入へのハードルを下げ、経営上のリスクを軽減できます。
また夏季限定や冬季限定で運営する施設にとって、サウナを購入するのはハードルが高いものです。その点リース利用ならシーズンや営業形態、イベントなどの開催にあわせた柔軟な選択ができるため、サウナビジネスの選択肢を広げてくれます。
サウナのリース利用のメリットなどについては、こちら「サウナはリースする時代。リース利用のメリットについて解説」の記事を参考にしてください。
ONESAUNAならバレルサウナの購入やリース、IoTシステムの導入までワンストップで対応
今回はバレルサウナについて、ビジネスや事業の視点からトレンドやビジネスモデルをご紹介しました。いまやサウナはヘルスケア目的だけでなく、アクティビティや旅行、イベントなど「カルチャー」の一つとして定着してきました。サウナを導入する取り組みやビジネスモデルも多様化しており、事業者にとってはビジネスチャンスが大きい領域ともいえます。
とはいえ、いざサウナを導入しようにも、どのサウナブランドを選べばよいのかは、悩ましいポイントです。そんな方におすすめしたいのが、ONESAUNA(ワンサウナ)。
ONESAUNAは国産バレルサウナを製造・販売するサウナブランドです。北海道、宮城、香川、鳥取、宮崎と全国5箇所に製造拠点を設け、地元の木材加工会社、建具店が連携。高い技術を持った職人によるハンドメイドで、一つひとつ丁寧に製造を行っています。
また、サウナの販売・導入だけでなく、空間設計やアフターサービス、リース利用やIoTシステムの導入に対応しているのも、ONESAUNAの魅力。事業者さま向けのサウナ施設の企画や運用支援、マーケティング支援などもワンストップでご提案可能です。
バレルサウナの設置や導入をお考えなら、まずはご相談からお気軽にお問い合わせください。